何とかしたいな。
行動力とやる気は関係ありません。
物事を先延ばしにしてしまうのは、意志の弱さや能力のなさ、やる気の問題ではありません。
現状維持をしようとする脳の仕組みが原因です。
本書はどうやったら行動に移せるか37のヒントや具体的な解決法が、わかりやすく書かれています。
本書の著者も、「こうなりたいな」という希望があるのに行動に移すことができず、自己嫌悪の日々を送っていたそうです。
そんな著者を変えたのは、脳科学・心理学との出合いだったと言っています。
「すぐやる人」になるためのポイント
- 今すぐ10秒でいいから着手する
- 面倒なことは前日にちょっとだけ準備しておく
- 浪費時間消費時間を減らして投資時間を増やす
「やる気」は行動した後にしかついてきません。やる気に頼っていては、永遠に動くことはできないのです。
こんな人におすすめ
- 先延ばし癖がある
- なかなかやる気がでない
- ギリギリにならないと動けない
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この記事は『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(著者) 大平信孝
出版社 : かんき出版 (2021/10/21)
より出典・引用して書いています。
- 著者紹介
- 要約・感想・気づき
- 1 考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする
- 2 どうしても一歩踏み出せないときは、試しに10秒だけ動いてみる
- 3 面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく
- 4 同じ場所で同じことをする
- 5 新たに習慣づけたいことは、すでに定着している習慣にくっつける
- 6 なんとなく気乗りしないときは体を動かしてみよう
- 7 机上のモノの定位置を明確に決める
- 8 月に1回パソコンのデスクトップを整理しよう
- 9 仕事を中断されたら、再開時にやることをメモしておく
- 10 毎日の仕事終わりに、明日どんなことをするかイメージしてメモする
- 11 あれもこれも気になって集中できないときは、紙に書き出す
- 12 くじけそうなときは個別・限定的に捉える
- 13 プレッシャーがきついときは、1分間目を閉じて情報を遮断する
- 14 気が緩みすぎたら、自分に適度なプレッシャーをかける
- 15 自分との約束にも「締め切り」を設定する
- 16 プランを複数用意して「想定外」をなくす
- 17 どうしても動けないときは最悪の状況を具体化する
- 18 ご褒美を設定して自分を動かす
- 第3章 感情に左右されない! 行動マインドの作り方
- 第4章 「忙しくて動けない」がなくなる! 時間の使い方
- 第5章 夢や目標に向かって一歩踏み出せる! 行動思考の身につけ方
- 1 考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする
- 関連書籍
- まとめ
著者紹介
大平信孝(おおひらのぶたか)
目標実現の専門家。 第一線で活躍するリーダーのメンタルコーチ
株式会社アンカリング・イノベーション 代表取締役
独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発。
日本大学馬術部を2年連続全国総合優勝に導いた他、経営者、オリンピックアスリート、トップモデル、ベストセラー作家など15000人以上の目標実現・行動革新サポートを実施。
ビジネス誌への寄稿多数。著作累計27万部を突破。中国・台湾・韓国等海外翻訳も多数。
現在は、法人向けにチームマネジメント・セルフマネジメントに関する研修、講演、エグゼクティブコーチングを提供。
これまでサポートしてきた企業は、IT、通信教育、商社、医療、美容、小売りなど40以上の業種にわたる。
要約・感想・気づき
第1章 先延ばしがなくなる!
行動に「初速」をつける方法
1 考えすぎて動けない人は、仮決め・仮行動でよしとする
たとえ仮でも今はこれと決めて動いてみる。
しっかり行動を立ててから動こうという考えが、行動できない原因なのです。
すぐ行動できるようにするには量から質という順番にすることが大事です。
ジム何を着て行こうかとか悩む前に、自宅で腕立て伏せを10回やってみる。
とりあえず始めてみるのが仮決め・仮行動です
2 どうしても一歩踏み出せないときは、試しに10秒だけ動いてみる
最初の一歩を10秒で出来る行動にまで細分化する。
・最初の一歩のハードルを極限まで下げる。
早起きするならアラームをセットする。
勉強するならテキストを開く。
まず動くことでやる気は後からついてくる。
3 面倒なことは、前日にちょっとだけ手をつけておく
事前に少し手をつけておくことで脳にめんどくさいことだと思わせなくする。
面倒なことを先延ばしにしないでやるコツは前日に少しだけ手をつけることです
それによって、行動に対するハードルが下がります。
部屋の片付けをするなら前日に少しだけ整理をしておく。
4 同じ場所で同じことをする
「執筆作業は喫茶店でする」など同じ場所で同じ仕事をしていると、
喫茶店に行けば脳が執筆モードに切り替わるようになります。
これをアンカリング(条件付け)といいます。
特定の仕事と場所を紐づけしてルーチン化すると効果的です。
5 新たに習慣づけたいことは、すでに定着している習慣にくっつける
歯磨きをした後にスクワット1回 、コーヒーを飲んだ後に日記帳を開くなど、
すでに習慣化している行動の最後とこれから習慣化する行動の初めをくっつけてしまうのです。
歯を磨いたらスクワットをするのではなく、歯ブラシをしまったらスクワットをする のような感じにするのがポイント。
6 なんとなく気乗りしないときは体を動かしてみよう
気乗りしない時は、背伸びをしたり、コーヒーを飲んだりしてテンションを上げましょう。
ドーパミンが出て 行動力の源になります。
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第2章 集中力が驚くほど続く!
「行動ブレーキ」の外し方
7 机上のモノの定位置を明確に決める
探し物が多い人は、机の上で最もよく使う五つの物の定位置を決めましょう。
定位置を決めてしまえば、あとは使ったら戻すだけ。
探し物に費やしているムダな時間がなくなります
8 月に1回パソコンのデスクトップを整理しよう
パソコンのディスクトップも机の上と同じように整理しておきましょう。
デスクトップを整理するだけで集中力は格段に上がります。
9 仕事を中断されたら、再開時にやることをメモしておく
集中力は一度作業が中断されると、なかなか元に戻りません。
中断した仕事を スムーズに再開させるには、
再開時に○○をするという明確なコマンドを決めてメモしておくことです。
10 毎日の仕事終わりに、明日どんなことをするかイメージしてメモする
前日に翌日の朝一番でやることを三つ仮決めしてメモしておく。
次の日の朝は三つのうちの一つを実行ればいいのです。
明日の仕事の良し悪しは前日のちょっとした準備で決まります。
11 あれもこれも気になって集中できないときは、紙に書き出す
頭がいっぱいになってしまうと目の前のことに集中できなくなってしまいます。
自分が気になっていることを全部書き出してしまいましょう。
ステップ1
気になっていることを思いつくまま紙に書き出す
ステップ2
書き出した紙を眺め一つずつ対策をメモする。
文字に書き出すことで 思考の整理ができて驚くほど頭がすっきりします。
12 くじけそうなときは個別・限定的に捉える
13 プレッシャーがきついときは、1分間目を閉じて情報を遮断する
常に緊張している人は緊張を緩めることで スムーズに行動できることがあります 。
14 気が緩みすぎたら、自分に適度なプレッシャーをかける
時には自分にプレッシャーをかけることも必要です。
15 自分との約束にも「締め切り」を設定する
自分との約束も最優先事項として扱ってみよう。
16 プランを複数用意して「想定外」をなくす
計画通りにいかないことを想定して対策を立てておく。
あらかじめ想定外のプランを立てておくことで 予定外の事態になっても行動できます。
代替案は一つではなく必ず複数用意しておきましょう。
17 どうしても動けないときは最悪の状況を具体化する
人が行動する理由は二つです。
・苦痛回避 未来の恐怖を避けるために行動する
・快追及 未来の夢を実現するために行動する
自分の行動スイッチが入りやすいのはどちらかを知ることが大切です。
18 ご褒美を設定して自分を動かす
自分のためのご褒美リストを作る。
義務感や責任感だけで行動していると嫌になってしまいます。
自分にプレゼントを用意して快追及のスイッチでワクワクしながら行動しましょう。
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第3章 感情に左右されない! 行動マインドの作り方
19 結果に振り回されそうなときは打率で考える
プロ野球では3割を超えると一流と言われます。
仕事でもプライベートでも5回に1回ヒットを打てればOK と考えて毎日バッターボックスに立ちましょう。
20 何をしてもうまくいかないときは物差しのメモリを小さくする
物事が想定通り100%うまくいくことはほぼありません 100%うまくいかないこともありません。
また禁煙に失敗したけれど今回は一週間続いた。
などのように、物差しの目盛りを小さくしてポジティブに振り返りましょう。
21 「できないこと」ではなく「できること」に注目する
自己肯定感が低めの人や完璧主義の人は、つい自分にダメ出しや批判をしてしまいます。
そして徐々に自信やエネルギーが失われていきます。
できないことではなく、できていることを書き出しましょう。
たとえ完璧にできていなくても部分点を上げていくことで成長できます。
22 結果目標ではなく、行動目標に注目し、悪循環から抜け出す
結果目標とは今月の売り上げ目標。
行動目標とは 結果を出すためにの具体的な行動
思うような結果が出ない時は 結果目標を確実に実行できる行動目標に置き換えてみることで 行動に着手することができるようになります。
「30件電話する」「 週に200通ダイレクトメールを発送する」など、
自分で決めたことをやればいいだけなので 失敗することが格段に減ります
23 無意識に口にしている「言い訳」に気付く
「失敗したら恥ずかしい」「今日は疲れすぎている」などの普段何気なく使ってる言葉は先延ばしのトリガーになります。
24 他人ではなく過去の自分と今の自分を比較するクセをつける
人と比べる前になりたい自分を思い浮かべる。
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べることで自分の成長にフォーカスすることができます
以前の自分と比べてできるようになったことはと考える癖をつけてください。
10秒でできる自己肯定感を上げる5つの方法
- 自分にダメ出ししてしまう時は「わかる、わかる」と合いの手を入れる
- 認めてもらいたいときは自分に「頑張ってるね」と声を掛け認めてあげる
- 美味しいものを食べた瞬間を思い浮かべて、五感を使う訓練をしましょう
- 嫌なことを忘れたい時は口角を1 mm 上げる
- 上を見て大きく伸びをする
第4章 「忙しくて動けない」がなくなる! 時間の使い方
時間の使い方=人生の質である。
行動力を身につけるのに必要なことにタイムマネージメントがあります。
私たちは時間を厳守に行動しているからです。
1日24時間 86400秒。 時間=命です
25 自分が何に時間を使っているのかを把握しよう
1日24時間 86400秒。
時間は自分の命の残りの時間だと考える。
1週間を 投資 消費 浪費 に分けてみる。
投資時間 未来をイメージしたり作っていく時間 学びや経験健康人間関係を深める時間
消費時間 食事や睡眠など生活を維持するためにつかった時間
浪費時間 ネットサーフィンや暴飲暴食などダラダラしたり無目的に過ごす時間
浪費時間をゼロにする必要はないですが、投資時間を増やしましょう。
26 時間割をつくって原則を守る
27 仕事中は時間を15分単位で区切る
15分でできる仕事でも30分の時間を与えられると結果的に30分かかってしまいます。
どんな仕事でもタイムリミットを設けることで最短で終わらせることができるのです。
28「本気の30分」を1日2回確保する
私たちは一日中高い集中力を保ち続けることはできません。
本当に集中できる時間は1日のうちわずかしかないのです 。
1日に30分間一番大事なことに本気で取り組んでみて下さい。
29 気分転換の方法を所要時間別にあらかじめ決めておく
心身の疲れを感じたらすぐに気分転換できる方法を決めておこう。
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第5章 夢や目標に向かって一歩踏み出せる! 行動思考の身につけ方
30 人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要
人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要です
目標がない人は目の前のことに一喜一憂して日々さまよってるようなもの。
31 欲望にフォーカスすると本当にやりたいことが見えてくる
欲望は悪いものではないと理解しよう。
明確な目標があるのに動けないのはその目標に欲望がないからです。
人は欲望がないと行動するスイッチが入りません
自分が本当にやりたいことならいくらでも頑張れる続けられるのです。
ぶっ飛んだ目標の最初のステップは自分の欲望を知ることです。
32 「頭の声」「体の声」「心の声」を分けて聞く
- 頭の声 普段考えていること。
しなければならないといった義務感 - 体の声 体の状態やコンディション
- 心の声 感じていること
自分は本当はどうしたいのかと、自分に聞いてみることです。
33「目的」と「取り組み内容」を明確にする
目標は立てて終わりではなく育てていくものだと意識する。
目標と取組内容を明確にしましょう。
○○のために××をするという思考が行動の原動力になる。
34 自分の価値観を理解すると、真の目的が見えてくる
価値観の優先順位は人によって違います。
- 人とのつながり
- 達成
- 技術の追求
自分の価値観を書き出してチェックしてみましょう。
35 マイルストーンを3つ置く
マイルストーンとは道標です。
目標を実現するため途中の目安となる小さ目標のことです。
ゴールから逆算してまず小さなゴールを三つ作る
そうすることで途中で達成感を得られます。
必ず三つなくてもいいですよ。
36 マイルストーンをチャンクダウンする
チャンクダウンとは結果目標を小さく分けること
取り組み内容をチャンクダウンして明確にする。
37 目標をクリアする前に、もう1段高い目標を設定する
人生は目標設定の連続です。
もう一つ先の目標を設定する。
目標を更新すると現在の目標が目標へのステップになります。
関連書籍
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他の習慣本と内容がかぶる部分もありますが、この本1冊読めば確実に行動できます
「やる気」は行動した後にしかついてきません。
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