本の要約・感想

『知識を操る超読書術』【要約・感想】非科学的な読書術をぶった斬る!

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本を読んでも内容をすぐに忘れてしまう

いい方法ないかな

 

イサオ
イサオ
『知識を操る超読書術』のやり方を試してみてください

目からウロコですよ

 

非科学的な読書術をぶった斬る(本書第1章より)

 

1日に10冊から20冊の本を読む、圧倒的な読書量のDaiGoさん

どうやって読んでいるのか気になっていました

 

「速読」ができるのかな
イサオ
イサオ
本書では「速読」は科学的に効果がないと実証されているとあります

 

この本では早く読む方法として「本を読む準備」と、「スキミング=拾い読み」
が効果的だとしています。

 

この『知識を操る超読書術』には、本を仕事やプライベート、すなわち人生に役立つノウハウが詰まっています。

文章を読めることと、その内容を自分の人生に役立てることができるかは別のものです。

ほとんどの人が本を読むのに準備が必要だということを知らない

(まえがき)より

 

本を読むのに準備が必要なの?
イサオ
イサオ
準備で7割が決まるそうです

 

【知識を操る読書のサイクル】

本を読む準備をする本の読み方を知る
本から得た知識をアウトプットする。

 

重要なのは読書の前に「得たい情報」を明らかにすること。

こんな人におすすめ

  • 本を読んでも内容を忘れてしまう
  • 本の内容を説明できない
  • 本を効率よく読みたい
イサオ
イサオ
私はkindleAudibleで、毎月10冊以上本を読んでいます。

備忘録もかねて、学びのあった本をブログで発信。

誰かのお役に立てれば幸いです。

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この記事は「知識を操る超読書術」(著者) メンタリストDaiGo  出版社: かんき出版 (2019/11/20)より出典・引用して書いています

著者紹介

メンタリストDaiGo(だいご)

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究

英国発祥のメンタリズム(人の心を読み、操る技術)を日本のメディアで初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして多くのテレビ番組に出演。

その後、活動の枠を広げて、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中

実際は2匹の愛猫と一緒に、月300冊の本を読むただの本の虫。

『知識を操る超読書術』の要約

第1章 読書にまつわる3つのフェイク

非科学的な読書術をぶった斬る
読書に対する3つの誤解

「速読」の噓

「速読」をしても、本の内容はほとんど頭に残らない

本をただ早く読むことに意味はない。

単なる飛ばし読みにすぎない

最先端の研究でも、速読は否定されている

 

2010年にオハイオ州立大学が一卵性双生児と二卵性双生児を対象に、本を読む力と遺伝子の関係を調査したところ「文章を読むスピ-ドに関しては4分の3が遺伝子で決まる」という結果が出たのです。

本を早く読んでも理解できるかどうかは、遺伝で決まっていたんですね

科学的に正しい速読とは読む本、読むべき個所を減らすこと

 

「スキミング=拾い読み」をすること。

【スキミングの方法】

表紙(カバー)と帯をチェック
目次を拾い読み
気になる1つの章を読む

まったく知らないジャンルの本はスキミングできません
スキミングするためには、そのジャンルの基本的な知識が必要です

・その本の分野の基礎知識をしっかり頭に入れること
・スキミング=(拾い読み)によって、読み飛ばす部分を決める

本をただ早く読むことに意味はない
大切なのは、読むべき個所を選ぶ力

「多読」の噓

たくさん読めば知識も増えるというのは勘違い。

本は大量に読む必要はない
多読を目指すよりも、読む苗の準備を大切にする

 

多読よりも大切なこと
欲しい知識が明確であれば、
少ない情報からでも多くの知識を得ることができる

読んだ後のイメージが明確であれば、本の吸収力が高まる

読書の成果は「数」では決まらない

感情や集中力を利用して、記憶を深め、
少ない本からでも効率的に知識を得よう

「選書」の噓

本は読み手の状況によって、その価値が大きく変わる

ダメな本も読んで、アイデアやアウトプットのヒントを得る

 

いい本ばかり読めばいいという考えは幻想。

大切なのは、どんな本でもアウトプットにつなげる姿勢

【知識を操る読書のサイクル】

本を読む準備をする
本の読み方を知る
本から得た知識をアウトプットする

効果的な記憶術とは、
いかに「忘れていること」を思い出すか

第2章 読書の質を高める3つの準備


読書で結果を出せないのは、脳と感情の操り方を知らないからだ

メンタルマップ

メンタルマップとは、自分の人生の目標や行動を箇条書きにして視覚化したもの

3行のメモで、やる気は復活

なぜ、この本を読もうと思ったか
この本から何を得たいか
読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?

メンタルマップを書けば、モチベーションが高いまま、迷うことなく読み進められます。

キュリオシティ・ギャップ

キュリオシティとは、好奇心のこと
好奇心を刺激すれば記憶力は高まる

セルフテスト

「セルフテスト」で自分の現在地を知る。

事前に挫折ポイントと対策を知ることで、
壁にぶつかったときの立ち直りが早くなり、積ん読がゼロになる

【セルフテストのチェック項目】

  1. 十分な時間とモチベーションが足りない
  2. 集中力の維持ができない
  3. 読むスピ-ドがなかなか早くならない
  4. ボキャブラリー不足
  5. 本のどの部分に集中すべきか選べない
  6. 新しい理論、細かい情報を理解できない
  7. メインのポイントと議論のポイントがつかめない
  8. エビデンスの価値が測れない
  9. 本の内容を理解するための背景知識や経験がない
  10. なじみのない分野である
イサオ
イサオ
当てはまる項目はありますか?

本書の中で10の対策が書かれています


第3章 理解力と記憶力を高める5つの読み方

難しい本でも何度も読み直すことがなくなる

「予測」読み

本を読む前に内容を予測する
興味のある章や見出しから読む

予測と結果をくらべることで、理解が深まる

意外性があるほど、記憶に刻まれる

「視覚化」読み

読んだ本の内容を頭の中で想像し、ビジュアル、つまり映像的に膨らませる読み方です

文章よりもストーリーの方が内容を覚えやすい

文章のビジュアル化ができると、
忘れることなくすぐに思い出すことができます。

「つなげ」読み

本を読みながら、自分の知識、体験、世の中の出来事の3つを思い浮かべ、結び付けていくのが「つなげ読み」です

「Text-to-Text」過去に読んだことある本やテキストと結びつける

「Text-to-self」自分の過去の体験と本の内容を結びつける

「Text-to-world」本の内容と世界に起きている現象と結びつける

 

知識の定着とは、天井にポスターを固定するようなもの

つなぎとめる点は複数あった方がいい

自分の経験や世界とつなげることで、
本は100倍血肉になる。

「要するに」読み

章ごとに「要するに、○○ということが書いてある」とざっくり要約する

自分がどこに興味を覚えたか、その章が読むべき内容かどうかを判断する材料になる

内容に優先順位がつけられる

 

「自分の言葉」で要約してまとめていく

要するにどんな内容なのか?
どこに感動したのか?

自分なりの言葉でその本の印象をメモする。

イサオ
イサオ
今まさに記事を書いている自分に刺さる言葉です

「しつもん」読み

筆者にツッコミを入れながら対話をする

この本のテーマは何か?
この本から何を学びたいか?
この本のタイトルは内容と合っているか?
この本で最も重要な一文はどれか?

質問を念頭に置きながら本を読み進め、自分なりの答えを探す。

本を使って自問自答を繰り返すことで、内容への理解が深まり、記憶が定着する

 

【記憶の定着を促す戦略的な眠り方】
インターリーピング睡眠
・疲れを感じたら切り上げ、眠る
・起きてから続きを読み始める
・目を閉じるだけでも効果がある

第4章 知識を自在に操る3つのアウトプット

森の中に置いてあるある本
教えるつもりで読む
頭の良さは、説明力で決まる

テクニカルタームで聞き手の心をつかむ

テクニカルターム(専門用語)で相手の耳を開かせる

必要なのは知識の量ではなく説明能力

出典やデータを盛り込む
伝え方ひとつで、10の知識は100にもなる

SPICEで説得力を上げる

人をその気にさせるSPICEの公式

Simplify(単純化)
perceived self-interrest(私的利益感)
Incongruity(意外性)
Confidence(自信)
Empathy(共感)

メッセージを10回繰り返すと、説得力が82%まで上昇する

思想書と科学書のダブル読み

「古典」を繰り返し読む。

自己啓発本なら『人を動かす』

古典を血肉にする3ステップ

スキミング
全体を拾い読みして重要だと思った部分をチェックする
再読
重要だと思えた部分を深く読み込む
再々読
『要するに読み」で他の人に説明することをイメージしながら読む

 

イサオ
イサオ
『人を動かす』はもう5回以上読んでいますが、何回でも読みたい本です

感想・気づき

最先端の研究でも、速読は否定されている。

速読に挑戦したことがあったのですが、
まったく内容が頭に入らなかったです
この本を読んで納得しました。

 

私の読書は1章から順番に読んでいくスタイルでした

そのため、1冊の本を読むのにかなり時間がかかります

スキミング(拾い読み)をして、読み飛ばしができるようになって

読書スピードが格段に上がりました。

 

読んだら必ずアウトプットする。

まさにブログを書く参考になりました。

読んだ本は必ずブログに書くことで、アウトプットができて自分の記憶にも定着しやすくなります。

 

「自分の言葉で伝える」

簡単なようでなかなか難しいですね。

特に本の要約や感想、書評などは本の内容をそのまま書いてしまい、

自分の言葉で伝えることができていないです。

 

イサオ
イサオ
これからは意識して自分の言葉を使いたいです

「この本読んで良かった」と思える1冊になりました

DaiGoさんの本はハズレがないですね

関連書籍

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まとめ

窓辺のコーヒーカップ

【知識を操る読書のサイクル】

本を読む準備をする
本の読み方を知る
本から得た知識をアウトプットする

 

イサオ
イサオ
たくさん本を読みたい人はぜひ試してください

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