かもの法則とは、
例えば、あなたが「私はこのテストで100点をとれるかも」と思うと、脳は「100点をとるためには、どうすればいいのだろう」と思考し、より良い結果を出そうと努力します。
一方で、「私はこのテストで100点をとれない」と思うと、脳は「どうせ100点をとれないんだから、努力しても無駄だ」と思考し、努力する意欲が低下してしまいます。
かもの法則は、ビジネス、スポーツ、勉強など、あらゆる分野に応用できます。
かもの法則は、私たちの人生をより良く変えることができる、強力な法則です。この法則を理解し、日常生活に活かすことで、より成功した人生を送ることができるでしょう。
私たちの脳の中には、常にいろいろな「かも」が発生しています。
私たちが未来を変えられるかどうかは、この「かも」の使い方しだいです。『かもの法則 ―脳を変える究極の理論』 まえがき より
この本の中に登場する「かも」は「カモ」ではありません。
「かもの法則」は、誰でも簡単に実践できる方法です。本書を読んで、自分の人生をより豊かにするためのヒントを得てください。
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こんな人におすすめ
- 自分を変えたい
- ネガティブなことばかり考えてしまう
この記事は『かもの法則 ―脳を変える究極の理論 』
(著者) 西田文郎 出版社 : パンローリン株式会社 (2015/7/31)
より出典・引用して書いています。
著者紹介
西田文郎(にしだ・ふみお)
株式会社サンリ代表取締役会長。西田塾塾長。西田会会長。1949年生まれ。
日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニア。1970年代から科学的なメンタルトレーニングの研究を始め、大脳生理学と心理学を利用して脳の機能にアプローチする画期的なノウハウ『スーパーブレイントレーニングシステム(S・B・T)』を構築。日本の経営者、ビジネスマンの能力開発指導に多数携わり、驚異的なトップビジネスマンを数多く育成している。
また、ビジネス界だけでなく、スポーツの分野でも科学的なメンタルトレーニング指導を行い、多くのトップアスリートを成功に導いている。2008年の北京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボールチームの指導も行った。その実績は、まさに日本のメンタルトレーニング指導の国内第一人者に相応しいものである。
著作に、『かもの法則』『10人の法則』『No.1理論』『面白いほど成功するツキの大原則』『人生の目的が見つかる魔法の杖』『ツキを超える成功力』『オーディオブック出会いの成幸法則(聞き手清水克衛)』『痩せるNo.1理論(監修書・西田一見著)』(現代書林)、『強運の法則』(日本経営合理化協会出版局)、『ツキの最強法則』(ダイヤモンド社)、『できる人の3秒ルール』(インデックス・コミュニケーションズ)、『予感力』(イースト・プレス)など多数ある。
第1章 未来を決めていたのは「かも」だった
人の心には二羽の「かも」が棲んでいる
「否定的なかも」
- できないかも
- ムリかも
- うまくいかないかも
「肯定的なかも」
- 成功するかも
- できるかも
- うまくいくかも
人間の脳は、現実とイメージを区別できない。
肯定的な想像は、人を行動に駆り立てる。
変えるべきは思考ではなく脳に舞い降りてくる否定的な「かも」
否定的なかもを肯定的なかもに置き換える。
それだけで間違いなく未来は違ってきます。
第2章 「かも」は大不況をチャンスに変える
- 不吉な「かも」はどんどん凶暴化する
- 否定的なかもが飛ぶと、人は自分を守ろうとする
- 他人を守ろうとすれば、「肯定的なかも」が飛ぶ
第3章 心の「かも」は脳の中で闘っている
心には5種類のエネルギーがある。
- 不満・反発のエネルギー
- 願望・欲のエネルギー
- 好き・得意のエネルギー
- 負けず嫌いのエネルギー
- 感謝・使命感のエネルギー
願望は実現せずに予感は実現する。
人の一生は、本人も気づかないうちにいつの間にか実現されてしまった予感の連続である。
夢と予感は違います。
願望は表層的な脳大脳皮質が生み出した観念に過ぎません。
しかし予感は、もっと深いところにある潜在意識から生まれます。
悪い予感ほど実現しやすい。
悪い予感には努力の必要がないから。
悪い「かも」が飛ぶと脳は努力を放棄する。
- できないかも
- うまくいかないかも
- 売れないかも
「できるかも」ですね。
「良いかも」が羽ばたいている脳は、プラスの実現能力が高まる。
「悪いかも」が鳴いている脳では、マイナスの実現能力が高まってしまう。
予感の「かも」はプラスとかマイナスの思考ではなく、ファジーな「感じ」です。
かもの正体はクオリア
喜びの「かも」が実行力を呼び起こす
実行できないのは、もともと行動力がないのではない。
「できないかも」「 ダメかも」という予感が、実行力を奪っているだけ。
人との出会いも「かも」が決めている。
人は自分に必要な人と出会うようにできている。
第4章 喜びの大きさで「かも」は成長する
人間のかもだけが未来をつくる
- 「かも」を使うと未来が現れてくる
- 「かも」を付けるだけで、未来が変わる
やる気は「出せ!」と言われて出るものではない。
やる気は、出そうとすればするほど面白いように出なくなる。
期待が高まるとやる気は自然とあふれ出す
放っておくと人は、過去の延長で生きてしまう。
だから「かも」が重要。
自信や確信を求めると「かも」は死んでしまう
私たちの予感は、検証され、詰められ、徐々に確信に変わるのです。
これが「かも」の成長です。
喜びのかもが未来へのワクワク感をもたらす。
第5章 マイナス思考でも「かも」は羽ばたける
経営に必要な能力も「かも」に支えられている
経営者に必要な能力は二つだけ。
- 未来予知能力
- 実行力
予知能力も「かも」の形でやって来る。
「肯定的なかも」は弱い、だから予知能力を発揮する。
危機管理の伴ったかもこそが確信へと成長する。
予知能力とは、問い続ける能力である。
努力にはすべき努力としてはいけない努力がある
- 願望だけの努力はしてはいけない
- 苦しいだけの努力はしてはいけない
- つまらない努力はしてはいけない
マイナス思考はそのまま放っておくに限る
ものごとを肯定的に捉えると、自分を肯定出来る。
ものごとを否定的に捉えると、自分を信じられなくなる。
私たちは「思考」を変えることは出来ません。
なぜかと言えば、「思考」はすでにできあがってしまったものだからです。
失敗したときは「どうしたらできるか」を考える
「かも」を変えれば思考もプラスに転じる
悪い予感は書き換えられる。
未来のクオリアは、過去の経験によってつくられる。
過去の失敗も「かも」は矛盾なく打ち消せる。
「もしかしたら、おれにもできるかも」と 思えばいい。
第6章 どんな大変革も小さな「かも」から始まる
「かも」が私たちの現実を変える
過去を超越するには意識的に「かも」をつくる
「心理的限界」は、過去の記憶データによってつくられる。
人間の脳は過去に経験したのと同じリスクを避ける仕組みとして、痛みや苦しみ、恐怖感のデータのほうがより強くインプットされることになっています。
脳を自動的に働かせておくと、未来が過去に支配されてしまう。
根拠のない「かも」で未来は確実に変えられる
未来を変えるのは、意識的に脳に入力された根拠のない「かも」である。
現在のできない自分は未来の自分とは違う
未来の自分は「かも」によって覆る
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まとめ
かもの法則は、ビジネス、スポーツ、勉強など、あらゆる分野で応用することができます。
かもの法則は、私たちの人生をより良く変えることができる、強力な法則です。この法則を理解し、日常生活に活かすことで、より成功した人生を送ることができるでしょう。
電子書籍は自宅でダウンロードが正解。