くわしく知りたいな
人はなぜ、悩みに支配されてしまうのでしょう?
それは「つい反応してしまう心」を、持っているからなんです。
ブッタとは目覚めた人
この本にはブッタの教えがたくさん出てきますが、宗教の本ではありません。
「反応しない練習」とはブッタの思考法を、僧侶でもある草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)さんが現代風にアレンジしたものです。
むずかしい言葉や表現が多いですが、内容はむずかしくありません。
悩みを解決するためのマニュアル本だと思って読んでください。
悩みの本質は2500年前から変わっていないそうです。
どんな悩みも解決できるシンプルな考え方があります。
それは、
「ムダな反応をしない」ことです
中田敦彦さんのYouTube大学でも紹介されています。
こんな人におすすめ
- 人間関係に悩んでいる
- 他人の目が気になる
- 自分に自信がない
- この先の人生に不安がある
人間が抱える、どんな悩み・苦しみも、きっと解決できる。
必要なのは、その「方法」である。
出典:反応しない練習 最終章
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dブックは新規ユーザーの初回購入50%割引この記事は『反応しない練習』
(著者) 草薙龍瞬 出版社 : KADOKAWA (2015/7/29)
より出典・引用して書いています。
著者の紹介
草薙龍瞬 (くさなぎ りゅうしゅん)
- 僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。
- 中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。
- 政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探究しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。
- ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている
『反応しない練習』の要約
第1章 反応する前に「まず、理解する」
悩みをなくそうとしない。理解する
ブッタの考え方は、悩みを順を追って理解することから始まります。
- 悩みがある
- 悩みには理由がある
- 悩みには解決策がある
悩みを理解するだけで一歩踏み出せます。
- 仕事が思い通りにいかない。やりがいがない
- 人との付き合い方で、苦労している
- いつまでも吹っ切れない、重たい過去がある
- 自分をうまく伝えられず、ストレスを感じてしまう
- この先どう生きていけばいいのか、漠然とした不安がある
ブッタの考え方の特色は、「人生には悩み・問題がつきものだ」という現実を、最初に受け入れてしまうところにあります。
『反応しない練習』第1章より
生きていれば、悩みや問題が起きるのは当然だということです。
受け入れるのではなくて、「ある」ものは「ある」と理解するだけなのです。
漠然と悩むのではなくて、「悩みがある」と自覚して「でも、きっと解決できる」と考える。
ブッタの考え方とは、悩みがあるという現実を見据えて、その原因を理解して、解決への方法を実践しようという、最先端の医学にも似た明快な処方箋(しょほうせん)なのです。
『反応しない練習』第1章より
仕事や人間関係の悩みの正体は「心の反応」です。
- イヤなことがあって、つい腹を立てる
- 思い通りいかなくて、あせってしまう
- 他人の目を気にして不安になる
- 大事な場面で、つい緊張して失敗してしまう
- 過去のことを思い出して、後悔してしまう
- 「自分はダメな人間だ」と落ちこんでしまう
「ムダな反応をしない」ことです。
反応を作り出している理由
それは、快(喜び)を求める心
求める心は7つの欲求に枝分かれします。
7つの欲求
- 生存欲(生きたい)
- 睡眠欲(眠りたい)
- 食欲(食べたい)
- 性欲(交わりたい)
- 怠惰欲(ラクしたい)
- 感楽欲(感覚の快楽を味わいたい)
- 承認欲(認められたい)
つまり人間の人生は、求める心が7つの欲求を生み出し、その欲求に反応する。
その欲求の中で「喜び」や「悲しみ」「失望」「不満」が生まれます。
心の状態を「きちんと見る」
- 言葉で確認する
- 感覚を意識する
- 分類する
心の状態を言葉で確認する
言葉で確認することを、仏教の世界ではラベリング(ラベル貼り)と呼ぶことがあります。
心の状態にぺたりと「名前」を貼って、客観的に理解してしまうのです。
『反応しない練習』第1章
- 「わたしは今、掃除をしている」
- 「食器を洗っている」
- 「今、歩いている」
- 「今、パソコンで作業している」
日常の動作も言葉で確かめます。
言葉で確認すると「反応から抜け出せる」のです。
言葉で確認すると、反応から抜け出せるのです
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dブックは新規ユーザーの初回購入50%割引第2章 良し悪しを「判断」しない
人が悩んでしまう理由の一つは、「判断しすぎる心」にあります。
判断とは「決めつけ」や「思い込み」
- 他人と比較して、優れているとか劣っているという判断
- 「どうせ自分なんて」という自虐も判断
- 「ついてない」という失望や落胆も判断
- 「うまくいかないのでは?」という不安
- 「あのひとはキライ、苦手」といった人物評
これらは、すべてムダな判断です
人間の心には、判断しすぎる心があるのです。
「わかったフリ」は気持ちいい
なぜ人は、自分のこと、他人のこと、さらには人生の目的や、生きる意味まで、あれこれと判断したがるのでしょうか?
それは、判断すること自体が気持ちいいから。
判断することで認められた気分になれる。
承認欲を満たせる判断
判断する心には、わかった気になれる気持ちよさと、自分は正しいと思える(承認欲を満たせる)快楽があるのです。
だからみんな、判断することに夢中なんです
「判断」は「猛毒」にもなる。
執着しすぎると、自分か誰かを苦しめてしまうことになります。
人は3つの執着によって苦しむ
- 求めるものを得たいという執着(だがかなわない)
- 手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)
- 苦痛となっている物事をなくしたいという執着(思い通りにはなくならない)
ないものをあると勘違いしない
「こうでなければ」などの判断は「勘違い」です。
判断とは、アタマの中にしか存在しない妄想なんです。
だから苦しんでいる
慢(まん)という名のビョーキ
プライド、虚栄心、劣等感、自身がないという思い。
あなたに「役立つかどうか」で考えていいんです。
頭の中の判断は、ただの妄想で真実ではない。
現実に役に立っていないなら、有益でもない。
ということは、人間が考える多くの判断は、真実でもないし、有益でもありません。
ただの「ヒマつぶし」です。
ひまだからアレコレ考えるんですね
自分は正しいという判断から離れてみる
正しいかどうかより、有益かどうかで考える。
ムダな判断から自由になる方法
「あ、判断した」という気づきの言葉
「自分は自分」と考える
判断は「心のクセ」のようなものです。
これ以上悩みを増やしたくないのなら「判断」から足を洗ってください。
「人は人。自分は自分」という境界線を引くのです。
いっそのこと「素直になる」
「自分は正しい」なんて自己満足です
「正しい自分」でいるより「素直な自分」になりましょう。
「自分を否定しない」どんなときも
「失敗した」と思うことは、仕事でも、人間関係でも、必ず起こります。
大事なのは、けして自分を否定しないことです。
つい自分を否定してしまう人向けのエクササイズ
すぐに外に出て散歩をする
何時間でも、歩けるところまで歩く。
外の空気を感じる。
外の世界を見渡せば、いろいろな人が生きています。
「私は私を肯定する」と自分に語りかける
判断を止めれば、人生は流れ始める
判断は苦しみを生んでいるし、妄想にすぎない。
自信がある、ないも判断にすぎません。
「自信が欲しい」は完全に「不合理」
自信というのは、「自分はこれができる」「必ず成果を出せる」という判断なのです。
判断は妄想ですから、あらかじめ「自信を持つ」というのは不可能です。
実際に、実業界でもスポーツの世界でも、業績を上げている人の中で「自信があります」という人はいません。
先のことはわからない。
それよりも、今の目の前のことをやる。
自信を欲しがるのは妄想に囚(とら)われているから。
・「自分はできる」と思いたいという慢
・「不安を打ち消したい」ための妄想
自信家も自信がない人も、妄想に囚われているのです。
囚(とら)われるとは、決まった考えに縛られてしまうこと
妄想は当てにしないで、今できることを考える。
「頑張らなきゃ」という思い込みから降りる
「自信がない」も「まだまだ」も余計な判断
そうした思いに反応しない。
ネガティブな妄想はやめる。
「わたしはわたし」を肯定する。
自信をつけるたった一つの方法
- やってみる
- 体験を積む
- ある程度の成果を出せるようになる
- 周囲が認めてくれるようになる
- こう動けば、ある程度の成果が出せると見通しがつくようになる
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dブックは新規ユーザーの初回購入50%割引第3章 マイナスの感情で「損しない」
悩みを整理してみよう
「人間関係が悩みの原因」というのは不正確。
「感情に悩まされている」と「相手とどう関わればいいか」は別の問題
反応しないことが「最高の勝利」
ムダな感情を防ぐ上で一番重要なのは「反応しない」ことです
相手のことを判断しない
- 相手のことを判断しない
- 過去は忘れる
- 相手を新しい人と考える
- 理解し合うことを目的とする
- 関わりのゴールを見る
過去は忘れる。記憶を相手にしない
相手はいつでも「初めて会った人」
私たちは自分も相手も昨日と同じ人だと思っています。
でもその人の心は変わっているのです。
心が変わっているということは、今は別の人間なのです。
自分自身の心がコロコロ変わるように相手の心も変わります。
「つぎに会うときは、新し人として向き合おう」というルールをつくっておくのもいいですね。
「快」を大切にしていい
心の状態を見るというブッタの考え方でいうと、幸か不幸かは、快か不快かとなります。
- 【快】 喜びや楽しさを感じている状態
- 【不快】 怒りや恐れ、不安な状態
人間の心の状態は「快か不快か」の2つの間を揺れ動きながら、進んでいくのです。
快の反応を大事にするには、欲求を素直に、否定することなく、満たしてあげる。
- 食べたいものをおいしく食べる
- 快適な睡眠をとる
- 趣味や娯楽を楽しむ
欲求を生きるエネルギーに変えて快を感じる生き方は、合理的です。
ムダな欲求に手を伸ばして、振り回されて不快を抱えている生き方は、不合理です。
第4章 他人の目から「自由になる」
他人からの評価を追いかけない
他人の目が気になるの正体は「承認欲」
「どう見られているのだろう」と妄想する。
妄想が過剰になると思い込みになります。
嫌われている、陰で笑われている、周囲の人が敵に見える
これらは、すべて妄想です。
妄想という「脳のデタラメ」を真に受けない。
妄想には際限がないのです。
確かめようのないことは放っておく。
妄想には確かめるすべがない。
確かめようのないことをどこまで追いかけるかは、あなた次第です。
大切なのは、自分自身の人生の目的をはっきりさせることです。
比較するのは非・合理的な考え方
比較する目的は承認欲を満たしたいから。
比較している状態とは、妄想という「ヒマつぶし」と変わらないのです
第5章 正しく競争する
その競争は妄想かもしれない
「勝利は蜜の味」というカン違い
競争は二者択一
- 競争に参加して、勝利を目指す
- 競争から降りて、違う生き方を目指す
第三の選択肢
競争の中を、違うモチベーションで生きる。
勝ち負けや優劣を競わせる社会の情報や価値観は、厳密にいえば「妄想」でしかありません。
目を閉じるのは反応しないため、目を開くのは、妄想から目を醒ますため。
「四つの心がけ」を人生の土台にする
相手の幸せを願う心。
相手の悲しみに共感すること。
相手の喜びに共感すること。
手放す心、反応しない心。
- 快楽に流される心
- 怒り・ストレス
- やる気の出ない心
- そわそわと落ち着かない心
- 疑い
五つの妨げの対処法は、反応しないこと
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dブックは新規ユーザーの初回購入50%割引最終章 考える「基準」を持つ
正しい心に戻る
「人生、これでいい」という安らぎにたどりつくために
そもそも心は、いつもさまようもの、満たされないもの。
その性質を最初に見抜いたのは、ブッタでした。
たしかな「よりどころ」をもつ
「よりどころ」とは心の支え、心の土台です。
人は心に「よりどころ」を持つことで、はじめて、さまよえる人生を抜け出せます。
踏み出す、戻る、歩き続ける
ブッタも実は超ネガティブ思考だった?
ブッタがまだ悟れる人になる前は、王族の跡取り息子として、かなり贅沢な暮らしを送っていました。
しかし、次のように考えました。
宮廷暮らしの贅沢も、すこやかなこの体も、いったいどのような意味があるのだろう。
肉体は病み、老い、いつか必ず死を迎える。
ならば、若さも、健康も、いや生きていること事そのものも、いったいどんな意味があるというのだろうか?
出典:反応しない練習 最終章
しかしそこから、「新しい生き方」を探し求めるのです。
目指すゴールは「最高の納得」
仕事や家事も、「自分が納得できること」を基準にすれば、外の世界に振り回さあれることも減るでしょう。
私たちに必要なのは、自分が最高の納得にたどり着くための、正しい生き方、考え方、心の使い方です。
自分の人生を信頼する
心のよりどころを持つこと。
正しい方向性を見すえること。
こうした生き方が確立できれば、人生に迷いはなくなります。
人はなぜ、悩みに支配されてしまうのでしょう?
それは「つい反応してしまう心」をしか、持っていないからではないでしょうか。
反応を見ること。よく気づくこと。そしてムダな反応をせず、反応を解消できるようになれば、人は「苦しみ」をから自由になれます。
出典:反応しない練習 最終章
必要なのは、その「方法」である
感想・気づき
ムダな感情を防ぐ上で一番重要なのは「反応しない」こと。ただし、「反応しない」とは我慢することではなくて、「スルー」すること。
そのためには練習することなんです。
この本は、精神論ではなく実践的な方法を教えてくれました。
目を閉じるのは反応しないため、目を開くのは、妄想から目を醒ますため。
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