多くの人が「話す」ことばかりにとらわれてしまい、「聞く」ことの重要性を忘れています。
人は本来話したい生き物なんです。
「話し上手な人」よりも「話させ上手」な人を求めています。
この記事を読んでもらえば「聞き方が9割」のポイントがわかります。
こんな人におすすめ
- 会話が続かない
- 口下手でうまく話ができない
- 人と話すと疲れてしまう
- 聞く力を身につけたい
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この記事は『人は聞き方が9割 』
(著者) 永松茂久
出版社 : すばる舎 (2021/12/9)
より出典・引用して書いています。
著者紹介
永松茂久(ながまつ・しげひさ)
株式会社人財育成JAPAN 代表取締役。
大分県中津市生まれ。
2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店になる。
自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累計動員数は延べ45万人にのぼる。
2016年より、拠点を東京麻布に移し、現在は執筆だけではなく、次世代育成、出版コンサルティング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開する実業家である。
人は聞き方が9割のポイント・要約
会話を上達させる一番のコツは、「苦手な話し方を磨くことや、苦手な人との会話に使う時間を減らし、自分の大切な人の話を聞く時間を増やすこと」
「人は聞き方が9割」〔はじめに〕より
・本書の目次
第2章 人に好かれる人の聞き方
第3章 嫌われない聞き方
第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方
なぜ聞く人はうまくいくのか?
聞くことで手に入れることができるメリット
1 語彙力が少なくて済む
2 聞くことは読書と同じ
3 人の感情が読めるようになるよう
4 相手を不快にさせるリスクが減る
5 聞くことで自分の盲点が見えてくる
6 沈黙を恐れなくて済む
7 話すより聞く側の方が勝手にすごい人にされてしまう
語彙力(ごいりょく)とは、「どれだけ多くの言葉を知っているか」および「どれだけ言葉を使いこなせるか」に関する能力、を意味する表現。
話すためにはたくさんの語彙力が必要になります。
しかし、聞く側なら「あいずち」と「うなずき」だけでもokです。
話す前にまずは聞くこと
コミュニケーションにおいては話し方より聞き方の方が大切である 。
100%好かれる聞き方のコツ
- 聞き上手は貴重な存在だということを理解する
- 全ての人が一番初めに求めているものそれは安心感である
- 「自分は人に安心感を与えているか?」を常に意識する
- 人は本来話したい生き物であると覚えておく
- 聞く側に回った方が人生のあらゆる面で有利になる
- 無理に話す力を磨くのではなく日本人の得意な聞く力を伸ばす
- うなずきは相手を肯定する為の一番のアクションである
- 聞くということに対してあまり難しく考えすぎる必要はない
- 否定せずに聞いてくれる人のところに人は集まる
- 人間関係は正しければうまくいくというものではない
- 最強の 共感ワード 「そうだよね、わかるよ」で心の扉を開いていく
- 自分の時間を大好きな人のために使う
コミュニケーションに難しいテクニックはいらない。
コミュニケーションの主導権は話す側ではない 本当に会話の主導権を握っているのは話す側ではなく話させる側である
コミュニケーションの達人だけが知っている人間の3大心理
- 人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である
- 本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分の事をわかってほしいと熟望している
- 人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる
人に好かれる人の聞き方
魔法の傾聴
傾聴とは耳を傾けて相手の話を熱心に聞くという意味の言葉です。
魔法の傾聴をマスターすればあなたは無敵になる。
まずは笑顔の先出しを意識する 相手の表情に合わせて話を聞く 初対面ではまず先に笑顔を出すことを常に心がけましょう
うなずきに強弱をつける。
実はうなずきもしっかりと感情を表現することができます。それはうなずきの深さです。このレベルを変えることで、相手の話を大きくリードできるのです。
弱、中、強、三段階の深さでイメージしてみてください。
弱は首を固定したまま顎だけを軽く下に振るうなずき
中は頭ごと下に持っていくうなずき。そして強は首、頭を全て使って背中まで引っ張られるぐらいの深いうなずきです。「人は聞き方が9割」〔第2章〕より
一辺倒の深さのうなずきより、この強弱をうまく使い分けることで相手の話にリズムがついていきます。 うなずきはオーケストラの指揮者の棒のようなものなのです。
うなずきには「頷き」と「肯き」の漢字があります。
肯くとは肯定の意味。
「私はあなたを肯定しています」ということになります。
ヘソを向けると会話が弾む 。
相手にへそを向けて話す意識をする。
相手に体を向けるということは心を開いて相手に意識を向けているという心理的ボディーアクションなのです
「面白いね」は最大の共感
人は自分の話を笑って聞いてくれる人のことを好きになる。
聞き方の達人が使っている拡張話法
感嘆+賞賛。略して感賞(かんさん)
この言葉は著者の造語なので、辞書で調べても出てきません。
拡張話法とは 自分から話題を作る話し方ではなく、相手が投げかけた話題を広げていくことで会話を展開させていくという手法です
感嘆は相手の話に対する聞く側の驚きの表現です。
例えば、「わあ」「へー」「ほー」「きゃー」など。私たちが普段無意識に使っているリアクションワードですね。
そして賞賛は相手を称える言葉です。「すごい」「素敵」「いいね」など。魔法の傾聴ではこの2つをセットで使います。
「私、毎朝ジョギングしているの」
➡「わあ、ジョギングか。いいね!気持ちいいよね。」
こんな感じで「驚き」+「ほめ」をひとまとめにして相手に返します。
1表情 2頷き 3姿勢 4笑い 5感賛(感嘆プラス称賛)魔法の傾聴はやった者勝ち。
「聞く」ということに対してあまり難しく考えすぎる必要はないのです。
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嫌われない聞き方
- 好かれる前に嫌われないことが大切
- 自分を否定しようとする人からは人は離れる
- 自分の話をあたたかく聞いてくれる人に人は集まる
- まずは安心感を与え不安を取り除こう
違う意見の人を否定しない。
人は様々な価値観を持っています。
間違っているのではなく自分とは違うということなのです。
自分の常識を押し付けない。
自分は自分の価値観で生きる。相手は相手の価値観で生きています。
話す相手と競わない。
相手の話にマウンティングしない。
結論を焦らない。
話し上手な人、話すのが苦手な人。人にはそれぞれ話す力のレベルがあります。
結論を求めたり何が言いたいのかわからないという表情はしない。
答えや解決策をはじめから言わない。
さえぎらない、話を変えない。
心を折る突っ込みはしない。
ネガティブな言葉は極力使わない。
干渉しすぎない。
ここだけの話は絶対人に言わない。
聞き上手はこれをやらない
- 否定しない
- 押し付けない
- 競わない
- 急かせない
- 答えを言わない
- さえぎらない
- 突っ込まない
- 干渉しすぎない
- 漏らさない
また会いたいと思われる人の聞き方
聞き方は「スキル}より「メンタル」
人の話を聞くということは、全般で言うとスキルはそれほど重要ではありません。大切なのはメンタルつまり聞く時の心の在り方です
「人は聞き方が9割」〔第4章〕より
どんな立場の相手にも敬意を持って聞く。
相手を感動させる聞き方
- 敬意をもって聞く
- 好奇心を持って聞く
内容よりも感情を聞こう
「そうだよね、わかるよ」
「そうだったんだ。大変だったね」
人は無意識に安心できる場所を探し続けている。
まずは身近な人大切な人の話を聞くことから始めよう。
すべての人の話を聞こうとしなくていい。
- あなたの時間は有限です
- その大切な時間を誰のために使うのか?
- 誰の話を聞き誰に寄り添っていくのか?
そこをジャッジするのは悪いことではありません。
あなたにとって一番大切なのは、自分の時間を大好きな人のために使うことです。
人の話を聞く。
これは一見地味なことかもしれません。しかし、与える安心感は、相手にとって想像以上に大きなギフトなのです。
「人は聞き方が9割」〔第4章〕より
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まとめ
これからは聞く人が今まで以上に求められる時代になります。
人々の話したい欲求はますます高まっている。
やっぱり人は話したい生き物。
話を聞いてくれる人=安心できる場所。
100%好かれる聴き方のコツ38
聞き方を磨いて、人の孤独を照らす一筋の光になる
電子書籍は自宅でダウンロードが正解。